阪神・近本光司“10時間超ロング交渉”の舞台裏…球団史上最長&最高額「5年25億円」と報道も

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「近本がFA宣言した場合、外野手が補強ポイントの巨人が獲得に乗り出すといわれていました。一方、球団は昨年、国内FA権を行使し、巨人との争奪戦に発展した大山に対し、当初の提示額を大きく上回る5年20億円規模の大型契約に上方修正。ようやく残留にこぎつけた。永遠のライバルである巨人に大山を奪われようものなら、ファンの猛反発は避けられない。結果、“想定外”の出費を強いられた。近本も同様に流出は是が非でも避けたかったとはいえ、本人が会見で『これから先、あと何年野球ができるかわからない。その中でモチベーションっていうところを大事に球団に伝える。球団からもそういうところを話し合って……』などと話した。要するに条件面でなかなか折り合いがつかなかったということでしょう。でなければ、残留濃厚といわれた近本との交渉がここまで長引くことはない。チーム屈指の実力者である以上、FA権を行使した場合と相応の条件を提示しなければ、折り合うはずがありません」

 仮に近本がFA宣言していれば、球団は大山の時と同様、条件面の上方修正を迫られただろう。リードオフマンの複数年契約による残留決断に、球団はさぞ胸をなでおろしているに違いない。

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