元阪神・掛布雅之氏の「背番号31」永久欠番構想を妨げる酒気帯び運転&金銭トラブルの過去

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「球団内では今年、掛布さんの殿堂入りを機に、背番号31を永久欠番にすべきとの意見が出た。親会社の“決裁”を仰ぐまで話は進んだそうです。が、今のところは実現には至っていないと聞いています」

 阪神の永久欠番は3つある。初代ミスタータイガースの藤村富美男氏の10、通算222勝の村山実氏の11、そして、現役時代は今牛若丸と称され、85年日本一監督でもある吉田義男氏の23だ。ちなみに、03年、05年優勝時の主砲・金本知憲氏の6は準永久欠番扱いになっている。阪神における掛布氏の功績を考慮すれば、31が4つ目の永久欠番になっても不思議ではないが、企画倒れになりそうな雲行きだというのだ。

「親会社内には、掛布さんの“過去”に対して、アレルギーを持つ幹部もいる。現役時代の87年、名神高速での酒気帯び運転が発覚。当時の久万俊二郎オーナーは、安全、確実が第一の鉄道部門を根幹とする電鉄会社の立場もあり、『欠陥商品。私の目の黒いうちは、絶対に掛布をタイガースの監督にはさせない』と公言。その後も、掛布氏は自身のビジネスを巡って金銭トラブルに発展したこともあった。そうした脇の甘さを知る人物が阪神電鉄で幹部を務めている以上、掛布さんの一軍監督の目はない。永久欠番などで特別に偉業を称えるムードも熟成されていないのではないか」(前出の出席者)

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