来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる
メジャー球団は高校1年時からチェック済み
今夏の甲子園を制した末吉は2年生で唯一、U18日本代表に選出された。
アマ野球に詳しいジャーナリストがこう言う。
「夏の甲子園をチェックしたメジャー球団の中には『3年生を入れても日本代表で最もいい投手』と評価しているところもあった。高校1年時からチェックしている球団もあるほど。ストレート、スライダーの球威やキレはもちろん、体の使い方が非常に柔らかい。中学時代は軟式野球出身で投手と外野手を兼務していただけに、肩肘の消耗度が少ないのも評価されています」
今年も最速158キロ右腕の健大高崎・石垣元気(ロッテ1位)には、ドジャースなど10球団前後のメジャー球団が交渉に強い意欲を示していた。実際は水面下で日米争奪戦になっていたわけで、本人にその気があれば、直接海を渡っていた可能性もあったのだ。
ドジャース大谷らの活躍で、アマチュア選手のメジャー志向は強まっている。それでもこれまでは、大谷や菊池雄星(エンゼルス)がそうだったように、高校から直接のメジャー入りは断念し、日本のプロ野球でステップアップしてから挑戦するのが現実的な選択だった。
しかし、それすら「遠回り」と考えるアマチュア選手、それも、ドラフト候補が増えている。
来年の高校生ドラ1候補3人衆にも、全員「直メジャー」の可能性があるということだ。


















