メジャーで苦しむ黒田博樹と長電話 メジャー5年連続2ケタ勝利に貢献できていたら幸いです
案の定、メジャーでフォーシームは効果的でした。打者は低めに沈む軌道に合わせてスイングしてくるから、同じコースへフォーシームを投げ込むとバットはボールの下を通過して空振り、もしくはボールの下っ面をこすってファウルになるんです。
打者に外角低めのツーシームだけではない、同じコースにくるフォーシームもあるということを認識させられたらしめたもの。投球の幅がグンと広がり、スライダーもこれまで以上に有効になりました。そうしたことを黒田に伝えると、電話の向こうでうなずいているのがわかりました。
シーズン中に他球団の選手と技術的な話をする機会はあまりありませんでしたけど、リーグが違ううえに、共に五輪を戦った同級生です。2人そろっていい結果を出せるに越したことはないでしょう。
黒田は日米通算203勝。ドジャースとヤンキースで5年連続2ケタ勝利をマークしました。僕との長電話が少しでも参考になったとすれば、同級生の友人としてこれほどうれしいことはありません。
▼こばやし・まさひで:1974年5月24日、山梨県大月市生まれ。都留高、日体大、東京ガスから、98年ドラフトでロッテを逆指名し1位入団。2001年から07年まで7年連続20セーブを達成。05年は最多セーブ(29)に輝き、チームの31年ぶりVに貢献した。08、09年はMLBのインディアンスに在籍。その後は巨人、オリックスを経て11年限りで引退。オリックス、ロッテでコーチを歴任。日米通算530試合で40勝39敗、234セーブ、防御率3.14。


















