元小結・松鳳山裕也さんが引退後、ちゃんこ屋ではなく焼き肉屋を選んだワケ

公開日: 更新日:

松鳳山裕也さん(元小結/41歳)

 新大関・安青錦の誕生で盛り上がる大相撲初場所。連日激闘が繰り広げられているが、激闘といえば、2010年代に強烈な付き押しや張り手で上位力士を追い込む取組で記憶に残るのが松鳳山さんだ。22年に引退したが、今どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

 松鳳山さんに会ったのは千葉県船橋市、JR船橋駅から徒歩5分の「焼肉ホルモン松鳳山」だ。

「この店を始めて1年半ちょっと。店が休みの月曜以外は毎日店に出て、ホールで接客しています。ご近所さんや相撲ファン、会社の社長さんなどいろんな方が食べに来てくれて、仲良くしてもらっています。社長さんらはゴルフに誘ってくれるし、相撲ファンの方たちとは相撲の話で盛り上がって楽しい。自分はヒールのイメージの力士だったので、現役時代はそのイメージを大切にして守っていたから、『怖くて気軽に話しかけられなかった』とよく言われます(笑)」

 松鳳山さん、ニコニコ笑顔でまずはこう言った。素顔は気さくで、おしゃべり好きなようだ。

 店はコンクリート打ちっぱなしの造りで、全36席。コースは6600~1万1000円の3コースがあり、こだわりのA5ランクの黒毛和牛や宮崎産黒毛和牛ホルモンなどを提供する。現役引退後、焼き肉店で修業し、肉の卸売業者と業務提携して開店したという。

子どもの頃から“会社の社長=お金持ち”のイメージが強く、実業家に憧れていました。食べることが好きなので、現役時代からいつか店をやりたいと思っていました。ちゃんこ屋だとありきたりだし、暑い時季に鍋はあまり食べない。焼き肉は自分も好きだし、お客さんに年中通ってもらえると思いました。経営は、まぁボチボチです」

 親方になって協会に残る道は、考えなかったのだろうか。

「はい、自分は親方は向いていないと思ったので。だって、親方になって力士を目指す子をあずかって育てる、って大変ですよ。その子の人生をあずかるわけですから。その責任は、自分には重すぎる。今、この店ではアルバイトを10人近く雇っていますが、それとはワケが違います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外