広島・石原慶幸バッテリーコーチ「自己犠牲をいとわない選手が多いほどチームは強い」
【石原慶幸(広島/バッテリーコーチ/46歳)】
2009年大会で世界一を達成。それでも「ほとんど試合に出ていませんよ」と広島の石原慶幸バッテリーコーチは笑い飛ばし、「ほとんど試合を見られませんでしたから」と言う。
当時も各ポジションにメジャーリーガーが招集された。投手は松坂大輔、捕手が城島健司、内野に岩村明憲がいて、外野にはイチロー、福留孝介。国内組も「捕手は城島さんの他に(08年北京五輪代表の)阿部慎之助さん(巨人)もいて、すごい選手ばかり。じゃあ俺は? って感じでした」。
よほどのことがない限り出番がない「第3捕手」の位置づけ。原辰徳監督からは、「3番手という立場だけど大丈夫か? いつもと違う役割だけど力を貸してくれるか?」と言われ、「やらせていただきます」と返答した。試合中は主にブルペンでリリーフ投手の球を受けていた。だから「ほとんど試合が見られなかった」というわけだ。
捕手として対戦相手の分析なども行ったが、投手のクセなどを見つけるのは「自分より阿部さんが得意でした」と言う。試合出場の準備ではなく、送り出す側のサポート役。それでも出番は突然やってくる。


















