野茂英雄の代理人がなぜ俺に?「あなたのことを『助けてやって』と頼まれた」
その数年後、七回までノーヒットノーラン投球だった工藤さんからヒットを打ったときは後日、コッテリ絞られた。
ソフトバンクで監督に就任し、7年間の監督生活で5度の日本一。今となってはさらに遠い存在となってしまったけれど、解説者となってからはグラウンドで気さくに話しかけてくれる。反対に、挨拶をうっかり忘れたときは「何であのとき来なかったんだ?」と怒られた。「何で俺がいることが分かったんだろう?」と思ったけど、どうやら翌日の新聞を見て俺が解説をしているかどうか、確認していたらしい。
そんな大先輩は俺の引退報告にこう言った。
「できるなら、長くやった方がいいんじゃない?」
04年8月、工藤さんは史上最年長(41歳3カ月)で200勝を達成(08年に山本昌が42歳11カ月で記録を更新)。説得力のある言葉だった。



















