野茂英雄の代理人がなぜ俺に?「あなたのことを『助けてやって』と頼まれた」
オリックスを戦力外となった2004年オフ。現役引退を覚悟していた俺の携帯電話に、知らない電話番号からの着信があった。電話に出ると、案の定、聞き覚えのない声。代理人の団野村さんだった。
1995年にメジャーに挑戦し、ドジャース入りした野茂英雄の代理人として知られた団さん。メジャーを目指す日本人選手の代理人として草分け的な存在だ。米球界でのプレーなんて、みじんも考えたことがなかった俺には無縁の人だった。
「山﨑さん、野球をやりましょう!」
それまで一度も会ったことがなければ、しゃべったこともない。そんな人にいきなり「野球をやろう」と言われ、面食らった。
「もう野球はやる気ありませんから」
はっきりと断ったが、その後も2、3度電話がかかってきては、「あなたの力だったらまだ十分通用する」と引き留められた。
「野球はもう結構です」
俺が返すと、団さんはこう言ったのだ。


















