小久保監督まで長時間のサイン会…30年伝統「王貞治イズム」の中身を明かす ソフトB城島健司CBO直撃(3)

公開日: 更新日:

城島健司(ソフトバンク/チーフベースボールオフィサー/49歳)

 城島健司(ソフトバンク/チーフベースボールオフィサー/49歳)

 ソフトバンクのチーム運営を担う城島健司CBOの独占インタビュー最終回は、定評のある育成の考え方、伝統である王貞治球団会長の「王イズム」をどう受け継ぐのか、について。

  ◇  ◇  ◇

 ──昨秋のドラフトで、大学、社会人の即戦力を5人指名。高校生を指名しなかったのはなぜ?

「その分、育成で(高校生5人を)指名しました。支配下の選手は能力があって育成の選手は能力がないとは考えていません。うちは育成に強みがあります。選手の育成って、1カ月、2カ月、1年あっても足りない。例えば3年、5年、はたまた10年かかる選手もいます」

 ──5年、10年とは長い。

「もし5年後にマッチすると評価した選手を今、支配下で指名する必要はないわけです」

 ──ソフトバンクは打撃コーチとスキルコーチがそれぞれいる。打撃コーチは何を?

「練習メニューの作成、打順の提案、対戦する投手の攻略法などを考えます。これまでは打撃コーチが代わると指導法も変わっていた。他球団もきっとそうでしょう。うちは一軍から四軍まであるので、打撃コーチがたくさんいる場合、多くの意見を聞けるというメリットがあるが、選手が迷うというデメリットもあった。うちはデメリットを取りました」

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