根尾昂や石川昂弥をトレードで放出しない“中日ならでは”の理由
球界では、「5月下旬の交流戦開幕前のトレード成立に向けたショーケースだろう」との声もあるが、さる地元マスコミ関係者は、「トレードはないでしょう」と、こう続ける。
「中日はかねてお膝元である中部地方出身選手を積極的にドラフトで指名している。石川もその一環です。トレードを希望する球団はあると聞いていますが、今石川を放出すればむしろ、『育成放棄』だとファンの反発を買うでしょう。石川を1位指名した前年の18年ドラフトで4球団競合の末に1位指名した根尾昂もしかりです。野手として獲得しながら芽が出ず、投手にコンバート。今季はプロ初勝利を挙げた。これまで『環境を変えた方がいい。トレードした方がいい』との声が多かったにもかかわらず、中日は粘り強く育てている。石川に関しても同じです」
そもそも中日は、特に高卒選手の面倒見がいい球団として知られている。
平成以降では、現球団本部長補佐の荒木雅博(95年1位)、現在も一軍でプレーする高橋周平(11年1位)がプロ7年目に初めて規定打席に到達。中軸として活躍した森野昌彦(96年2位)、平田良介(05年1位)は9年目、攻守のユーティリティとして存在感を発揮した堂上直倫(06年1位)に至っては10年目だった。


















