今秋ドラフト左腕No.1に急浮上 関大・米沢友翔を巡って巨人vs阪神で大激突へ

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「左腕王国の構築こそ黄金時代への近道」

「春のリーグ戦の関学大戦で、1安打無四死球完封の準完全試合を達成。このリーグ戦初勝利で各球団の評価が一気に上がった。その後、近大の最速154キロ右腕・宮原と投げ合ったドラフト上位候補対決では、ネット裏にNPB全12球団のスカウトが大集結した。特に巨人は水野編成本部長や長野編成本部参与ら11人が視察。周囲に本気度をアピールしていました」(前出のスカウト)

 巨人は昨秋のドラフトで左投手の竹丸(鷺宮製作所)を1位で一本釣り。この際、当時の阿部監督はこう説明していた。

「(昨季まで在籍した)グリフィンも分からないし、井上もいないものと思って考えないといけない。となると左の先発がいないし……というので選んだ」

 さる巨人OBがこう言った。

「昨年のドラフトは岡本(現ブルージェイズ)の後継者候補としてアマチュアナンバーワン野手の立石(阪神1位)を推す声もあったが、『確実に取れる左投手が欲しい』という阿部監督の意向で竹丸の1位指名が決まった。今年の1位候補は、阿部前監督が好みそうな投打二刀流の山梨学院・菰田、青学大の154キロ右腕・鈴木、横浜のMAX154キロ・織田らが有力候補だったが、辞任したことで、巨人のドラフト戦略が大きく変わる可能性がある。今秋は球団主導になることが確実。新人ながら今季の開幕投手を務めた竹丸がここまで5勝(4敗)と奮闘。阿部前監督が『いないものだと思って』と言っていた井上も現在5勝(4敗)と育ってきた。現在7勝でリーグトップタイの阪神・高橋とヤクルト・山野はともに左腕。左腕王国の構築こそ黄金時代への近道と考えるスカウトもいる。スカウト部トップの水野さんは投手出身で守りを固めたい考えの人です」

 同じリーグの立命大・有馬も1位候補だが、華麗なる全国デビューにより、米沢がナンバーワン左腕に躍り出そうな勢い。巨人、阪神の水面下の綱引きはもう始まっている。

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