「死はこわくない」立花隆著

公開日: 更新日:

 がんと心臓の手術を体験し、近年は老いの進行を強く感じるという“知の巨人”が死について語る。

 中学生のとき、毎朝挨拶を交わしていた隣家のお婆さんの臨終に立ち会ったのを機に、死を意識し始めたという。

 20年前に臨死体験に関する著作を発表し、一昨年にはさらに最新の研究成果を取材。その取材を通じ、臨死体験とは、死後の世界を垣間見ることではなく、死の直前に衰弱した脳が見る「夢」に近い現象であることを科学的に明らかにした。その取材を通じ、死は夢の世界に入っていくのに近い体験なのだから、いい夢を見ようという気持ちで人間は死んでいくことができるのではないかと考えるようになり、死がそれほど怖くなくなったという。(文藝春秋 1000円+税)




【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が参院自民にイライラMAXで爆発寸前! 予算案の年度内成立断念で身内に八つ当たりの醜悪

  2. 2

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  3. 3

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  4. 4

    武豊プロミストジーンを勝利に導く「第3回兵庫女王盃(JpnⅢ)」~園田競馬

  5. 5

    地方での「高市効果」に限界か…東京・清瀬市長選で自民現職が共産候補に敗れる衝撃

  1. 6

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 7

    第2子妊娠の倖田來未が18年前の“羊水発言”蒸し返されるお気の毒…SNSには「擦られすぎ」と同情の声

  3. 8

    ナフサ供給に暗雲で迫る医療危機…それでも高市政権「患者不安」置き去りの冷酷非情

  4. 9

    Wソックス村上宗隆にメジャーOB&米メディアが衝撃予想 「1年目にいきなり放出」の信憑性

  5. 10

    全国模試1位の長男が中学受験、結果は…“ゲッツ‼”ダンディ坂野さんに聞いた 子への接し方、協力の仕方