「ドファララ門」を上梓したジャズピアニストの山下洋輔氏に聞く

公開日: 更新日:

「とにかくヘンなことをやっちゃうんだよね。興味があれば身軽に飛びつく、好きなことがあれば、ちゃんと声高に言う。これは完全に小山家のDNA。また小山家の人々が面白がって今回の取材に協力的でね。俺が覚えていないことを生々しく語るもんだから、グサグサ心に刺さりましたけど」

 家系を探る先祖探求の旅は非常に有意義で、読者にぜひ勧めたいという。

「だからこそ今の俺がいる、という落ち着きどころがあって、ひと皮むけた感じです。これで安心して、また暴れられます(笑い)。親が元気なうちに、いろいろな話を聞いておくといいですよ」

▽やました・ようすけ 1942年、東京都生まれ。69年、山下洋輔トリオを結成。型にとらわれない演奏スタイルが高い評価を受け「ジャズ界の風雲児」と呼ばれる。国内にとどまらず、世界各国で演奏活動を行う傍ら、エッセイストとしても活躍。98年芸術選奨文部大臣賞受賞、03年紫綬褒章、12年旭日小綬章受章。現在は国立音楽大学招聘教授も務める。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった