「食べる量が少ないのに太るのはなぜか」香川靖雄著

公開日: 更新日:

 ドカ食いはしていないのに太ってしまう。そんな人は「食べる量」ではなく、「食べる時間」に問題があると人体栄養学の専門家である著者は言う。

 まず、ダイエットのつもりで朝食を抜いている人は、心臓や肝臓などの細胞にある末梢時計遺伝子の働きが悪くなり、日中の代謝が低下して逆に太りやすくなる。また、睡眠に備えて副交感神経が優位になり、エネルギー消費が抑えられる夜8時以降に食事を取る人は、それ以前に夕食を済ませている人と同じ量を食べても太るという。

 夕食が8時以降になる場合は、6時ごろにおにぎり1個でも食べておく“分食”をするとよい。8時以降の食事で血糖値が急上昇するのを防ぐので分食しないときよりも太りにくくなる。

(幻冬舎 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  3. 3

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  4. 4

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 5

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  1. 6

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  2. 7

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  3. 8

    巨人・岡本和真が狙う「30億円」の上積み…侍ジャパン辞退者続出の中で鼻息荒く

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ