世界各地から若者たちが詰めかけているともいわれる「IS台頭の背景」はなにか

公開日: 更新日:

「イスラム教徒への99の大疑問」佐々木良昭著

 ハウツー本のような書名だが、著者は自衛隊のサマワ派遣の際に隊員へのレクチャーを担当した専門家。自身も19歳でイスラム教に帰依したというムスリム(イスラム教徒)だ。

「慈悲と慈愛」を重んじるというイスラム教の地域に戦争が絶えないのはなぜか。イスラムが説くのは「神の教え」ではなく「命令」だから。善行も禁忌も具体的に命じられるため妥協ができないのだ。自殺を禁じるイスラム教でジハード(聖戦)が別格扱いなのは、それが神の大義に沿ったものなら天国に行けると信じられるから。しかしISやアルシャバーブなどは教えを政治的に利用しているだけ。「原理主義」というより「政治的イスラム」だという。豆知識形式で伝えるイスラムの発想と慣習。(プレジデント社 1600円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る