「映画俳優安藤昇」山口猛著

公開日:  更新日:

 男が惚れる男のスター。といっても健さんや文太兄いではない。何しろ特攻隊くずれの愚連隊上がりという本物。誰からも「目つきが違う」と恐れられたのがこの人だ。

 生い立ちに始まって下北沢、渋谷と縄張りを広げた愚連隊時代。入れ墨や指詰めなど、旧弊なしきたりを嫌い、あくまでスーツの似合うギャングとして肩で風切った時代の話が面白い。映画界入りしてからは松竹から東映に“掟破り”で移籍。数々の美女と浮名を流しながらも飄々とした姿が何ともクール。おまけに藤純子の「緋牡丹博徒」や山田洋次の「寅さん」シリーズまで、元はなんと安藤昇の発案だったという。写真も豊富で資料性も十分。(ワイズ出版 1200円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    5億円の攻防へ 阪神「台湾の三冠王」王柏融獲得は苦戦必至

  2. 2

    桜田大臣に“助っ人”を雇い…安倍首相は海外逃亡の血税浪費

  3. 3

    森友問題の反省ナシ…昭恵夫人が公然と野党批判の“妄言”

  4. 4

    中日・根尾“14歳の冬”の悔恨と決意 野球一本に至る原体験

  5. 5

    メジャー目指す菊池雄星 金銭以外の“希望条件”が明らかに

  6. 6

    毒づきがアダに…和田アキ子"平成ラスト紅白"落選は当然か

  7. 7

    自粛期間終了? NEWS手越祐也が“六本木に再び出没”情報

  8. 8

    巨人が"第3捕手"と"右の代打"に年俸1.5億円ずつは本当か

  9. 9

    原爆Tシャツ、ナチス帽…「BTS」日本への“本格進出”は白紙

  10. 10

    ムロツヨシは実はモテ男 「イケメンに見えてくる」の声も

もっと見る