「映画俳優安藤昇」山口猛著

公開日: 更新日:

 男が惚れる男のスター。といっても健さんや文太兄いではない。何しろ特攻隊くずれの愚連隊上がりという本物。誰からも「目つきが違う」と恐れられたのがこの人だ。

 生い立ちに始まって下北沢、渋谷と縄張りを広げた愚連隊時代。入れ墨や指詰めなど、旧弊なしきたりを嫌い、あくまでスーツの似合うギャングとして肩で風切った時代の話が面白い。映画界入りしてからは松竹から東映に“掟破り”で移籍。数々の美女と浮名を流しながらも飄々とした姿が何ともクール。おまけに藤純子の「緋牡丹博徒」や山田洋次の「寅さん」シリーズまで、元はなんと安藤昇の発案だったという。写真も豊富で資料性も十分。(ワイズ出版 1200円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 2

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  3. 3

    2026年夏の甲子園は「不作」を通り越して“凶作”…プロスカウトが指摘する異変の原因

  4. 4

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  5. 5

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  1. 6

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  2. 7

    スマスロ『L戦国乙女5』は前評判での「覇権台」が裏目に…ユーザーの厳しい意見に今後のホールの対応は?

  3. 8

    ヤンキースの「横浜・織田翔希獲得プラン」をスッパ抜く! キーマンに挙がる“日本人実業家”の名前

  4. 9

    夏の甲子園投手 プロ注目の4人をスカウト「ガチ評価」最注目の横浜・織田翔希には“意見”割れる

  5. 10

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件