「100歳まで健康に生きるための111の話」白澤卓二著

公開日: 更新日:

 アンチエイジング学の第一人者が、健康長寿で人生をまっとうするための111の方法を伝授。
 血管を強く保つためには、脂肪細胞を小さく保つことが重要だ。毎日の適度な運動によって脂肪細胞を小さく保つと、アディポネクチンという物質の分泌量が増加する。これは、血管の壁を崩れにくくして、血栓による心筋梗塞脳卒中の予防に役立つという。

 認知機能を維持したいなら、緑茶がおすすめだ。高齢になると悪玉アミノ酸であるホモシステイン酸が排出されにくくなるが、この物質には神経毒性があり、認知機能の低下を招く。緑茶にはホモシステイン酸の血中濃度を下げる効果があり、認知症患者に1カ月続けて摂取させたところ、認知機能の改善効果が見られたという。(毎日新聞出版 1111円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発