「ハートブレイク・レストランふたたび」松尾由美著

公開日: 更新日:

 フリーライターの真以が通うファミリーレストランには、ハルという幽霊のおばあちゃんが出没する。探偵なみの洞察力を持つハルは、本物の事件から、周辺のささいな謎までなんでも解決してしまう。

 ハルと警察との橋渡し役を担ってきた真以は、ある日、ファミレスで打ち合わせ中の老人が、有名な画家の佐伯だと気づく。隣の席で刑事の南野に、記事で取り上げることになった音声認識で、合言葉を告げないと開かないペンケースについて説明していた真以に佐伯が声をかけてきた。佐伯には南野らには見えないハルの姿が見えているようだった。(「大げさなペンケースの問題」)

 人気ミステリーシリーズの続編。(光文社 620円+税)



【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」