「開帳師」藤井邦夫著

公開日: 更新日:

 浪人の平八郎は、口入れ屋「萬屋」の万吉の仲介で開帳師の手伝いをすることに。寺院が一般の人々に秘仏を参拝させる「開帳」を催すのが開帳師だ。開帳を催せば人が集まり、勧進元には大金が転がり込む。平八郎を雇った長兵衛は、上野国舘林の寺に伝わる「分福茶釜」を本所の真光院に出張させて開帳するという。平八郎は金のにおいを嗅ぎつけ因縁をつけてきた貧乏御家人の子弟や、地回りを撃退。分福茶釜の開帳は評判を呼び、願掛け札は飛ぶように売れ、巨額のお布施も集まる。

 開帳の最終日を翌日に控えた夜、平八郎は分福茶釜に同行した舘林の開帳師・五郎蔵が、有名な盗賊と同一人物かもしれないと耳にする。(表題作)

 人気「素浪人稼業」シリーズ最新刊。(祥伝社 630円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    矢沢永吉と郷ひろみ…NHK紅白で浮き彫りになった“待遇格差”の現実 視聴率35%回復も問題山積

  2. 2

    松任谷由実1989年の"稼ぎ"は1人でホリプロ&イザワオフィスを凌駕していた!紅白“特別企画”枠で出場

  3. 3

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(2)

  4. 4

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(3)

  5. 5

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(1)

  1. 6

    水森かおりが振り返る一番の窮地 デビュー3年目で宣告された「結果が出なかったら来年の契約はない」

  2. 7

    箱根駅伝中継所ドクターは全員が順大医学部OB…なぜか協力しない大学がウジャウジャ

  3. 8

    青学大駅伝選手 皆渡星七さんの命を奪った「悪性リンパ腫」とはどんな病なのか?

  4. 9

    2026年は米価が値頃になるのか? 昨年末には最高値更新も業界には先安感漂う

  5. 10

    有吉弘行が紅白リハーサルでけん玉失敗…「もう年なのか眠りが浅いんで、夢の中で生きてます」