「開帳師」藤井邦夫著

公開日: 更新日:

 浪人の平八郎は、口入れ屋「萬屋」の万吉の仲介で開帳師の手伝いをすることに。寺院が一般の人々に秘仏を参拝させる「開帳」を催すのが開帳師だ。開帳を催せば人が集まり、勧進元には大金が転がり込む。平八郎を雇った長兵衛は、上野国舘林の寺に伝わる「分福茶釜」を本所の真光院に出張させて開帳するという。平八郎は金のにおいを嗅ぎつけ因縁をつけてきた貧乏御家人の子弟や、地回りを撃退。分福茶釜の開帳は評判を呼び、願掛け札は飛ぶように売れ、巨額のお布施も集まる。

 開帳の最終日を翌日に控えた夜、平八郎は分福茶釜に同行した舘林の開帳師・五郎蔵が、有名な盗賊と同一人物かもしれないと耳にする。(表題作)

 人気「素浪人稼業」シリーズ最新刊。(祥伝社 630円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  4. 4

    小泉防衛相が大炎上! 自民党大会での自衛官の国家斉唱めぐり言い訳連発、部下に責任転嫁までするツラの皮

  5. 5

    「練馬ショック」に自民党は呆然自失…高市首相で東京の首長選2連敗の大打撃

  1. 6

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  2. 7

    木下グループにアスリート殺到 「社長自腹4000万円」だけじゃない驚きのサポート体制

  3. 8

    米イ対立に出口見えず…トランプ大統領“ホルムズ逆封鎖”で「住宅クライシス」が日本に忍び寄る

  4. 9

    和久田麻由子アナがフリー転身 NHK出身者に立ちはだかる“民放の壁”と参考にすべき「母校の先輩」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋