「坂東三津五郎踊りの愉しみ」坂東三津五郎著、長谷部浩編

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 歌舞伎役者、そして日本舞踊、坂東流の家元だった著者(今年2月急逝)が、歌舞伎舞踊の奥深い世界を案内してくれる芸談書。

 舞踊は「出」「クドキ」「手踊り」「段切れ」の4つの部分に分かれており、少なくともこの4つの部分を違う色に見せていかなければ面白い舞踊にはならないという。また、踊りの上手と下手の分かれ目は、振りと振りの間を踊りとしてうまくつなげることができるかどうかだと解説。そうした踊りの本質から、最初に踊りを教わった坂東三津弥をはじめ師匠らの思い出、そして3代目以来、坂東家では伝説化している「道成寺」をはじめとする各演目への思いや見どころなど。鑑賞、そして稽古にも役立つ格好の手引書である。(岩波書店 1160円+税)

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