「ラスト・タウン―神の怒り―」ブレイク・クラウチ著 東野さやか訳

公開日: 更新日:

 人類の滅亡を予測した富豪のピルチャーは、地下基地に設けた機能停止ユニットに選ばれた1000人と潜り込み、1800年後に覚醒する。外界は21世紀とは一変し、野獣化した人類アビーが跋扈していた。ピルチャーらは、最後の人類を守るためフェンスで囲まれた町ウェイワード・パインズを築き上げる。14年後、保安官のイーサンによって秘密を暴露されたピルチャーは、怒りに駆られ、外界に通じるゲートを開けてしまい、町になだれ込んできたアビーが次々と住人たちを襲い始める。責任を感じるイーサンは、住人たちを率いて地下トンネルに逃げ込む。

 ベストセラー「パインズ」「ウェイワード」に続く3部作の完結編。(早川書房 980円+税)



【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー