アイデアを引き出すとは、アイデアを書き出すことだ

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 日本は学歴社会といわれるが、正確に言うと学歴ではなくて、大学入試時にどれくらい高い偏差値の大学に入ったかという「入学歴」が問われているのである。

 しかし、こういう型を覚え、あてはめるという再現の技法では、時代が大きく転換する時期の競争に勝つことができない。大学で書く訓練を中心に本格的な勉強をした人が入学歴では敗れても真の意味での学歴競争に勝利するのである。大学とは関係なく、社会人になってからも、論理の力を鍛えることはできる。非言語的な論理の力は数学で、言語的な論理の力は日本語を書くことによってつけるという知的訓練を日常的に続けていると、いわゆるエリート大学を卒業した入学歴の高い人々に対して、そうでない人々でも勝つことができる。そのためのノウハウが本書にたくさん詰まっている。★★★(選者・佐藤優)

(2015年10月29日脱稿)



【連載】週末オススメ本ミシュラン

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