ニセ科学を見破ろう編

公開日: 更新日:

「科学者はなぜウソをつくのか」小谷太郎著

 アマチュア考古学者の〈神の手〉が何十万年も昔の地層から石器を掘り出した。日本に世界最古の原人文化があったのだ。東京都教育庁の主任学芸員は、火砕流に度々襲われている地域で石器が発見されていること、発見された石器が単品で、石器を作った形跡がないことなどに疑念をもったが、その意見は注目されなかった。検証する立場の自然科学者も解釈に困る部分を見落とし、学説に合う点だけ拾って前期旧石器遺跡という説を支持した。だが、毎日新聞の取材班の隠しカメラが〈神の手〉がひそかに石器を埋めている場面をとらえ、捏造が明らかになった。

 科学史に残る8件の〈過ちの瞬間〉を解説。

(インプレス 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒