ニセ科学を見破ろう編

公開日: 更新日:

「ニセ科学を見抜くセンス」左巻健男著

 ひところ、マイナスイオンが健康にいいといわれて、大手の電機メーカーがこぞってマイナスイオンが出るエアコン、マッサージ器などを発売した。たしかに、大きな水滴はプラスの電気を帯び、小さな水滴はマイナスの電気を帯びるので、滝のまわりに漂っている微小な水滴はマイナスに帯電しているという〈レナルト効果〉は確認されている。だが、その正しくは〈負イオン〉と呼ばれるものが健康にいいなどとは、物理学者のレナルトは言っていないのだ。そもそも負の電気をもった何らかの微粒子は空気中ですぐ中和されてしまうという。ほかに、サプリメントや食品添加物など、身近なニセ科学を一刀両断する。

(新日本出版社 1500円+税)

【連載】ザッツエンターテインメント

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢