「心を変えれば健康になれる!~アドラー心理学で病気も良くなる」江部康二著

公開日: 更新日:

 フロイトやユングと並び、3大心理学と呼ばれるアドラーの心理学。アドラーは「人間関係は自分の心を変えることで変えられ、人生の悩みも心を変えることで解決できる」という考えを提唱した人物だ。本書では、糖質制限ブームの立役者である著者が、アドラー的な考え方での病気への向き合い方について語っている。

 例えば、病気になってしまっても、単なる事実として受け止め、プラスやマイナスで考えないこと。病気を弱点と捉えると、自己否定によって人生がつまらないものになる。一方、病気の自分は特別な存在だと思うのも、実は自己否定と表裏一体だ。

 病気は自分の事実のひとつと捉えること。これで心が軽くなり、自分らしく人生を生きることができるはずだ。

(東洋経済新報社 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み