「心を変えれば健康になれる!~アドラー心理学で病気も良くなる」江部康二著

公開日: 更新日:

 フロイトやユングと並び、3大心理学と呼ばれるアドラーの心理学。アドラーは「人間関係は自分の心を変えることで変えられ、人生の悩みも心を変えることで解決できる」という考えを提唱した人物だ。本書では、糖質制限ブームの立役者である著者が、アドラー的な考え方での病気への向き合い方について語っている。

 例えば、病気になってしまっても、単なる事実として受け止め、プラスやマイナスで考えないこと。病気を弱点と捉えると、自己否定によって人生がつまらないものになる。一方、病気の自分は特別な存在だと思うのも、実は自己否定と表裏一体だ。

 病気は自分の事実のひとつと捉えること。これで心が軽くなり、自分らしく人生を生きることができるはずだ。

(東洋経済新報社 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る