「検査なしで、自分の病気を推理する方法」藤原崇志著

公開日: 更新日:

 本書では、病院で検査を受けなくても、気になる症状からある程度の病名を探り当てる“自分診察”の方法を紹介する。

 胸に痛みがあると、もしや心筋梗塞!? と不安になるが、(1)40歳以上、(2)心筋梗塞になったことがある、(3)高脂血症や肥満がある、(4)痛みが30分以上持続する、という4つに当てはまらなければ、まず心筋梗塞の心配はない。たとえひとつでも当てはまっても、(1)胸を押すと痛む、(2)深呼吸をすると痛む、の2つに当てはまるなら、骨か胸膜の異常である可能性が高く、ひとまず安心してよいという。

 また、検査を過信することも危険。例えば、インフルエンザの迅速検査はその感度が約6割で、4割は見逃される計算になる。患者数が多い冬季は見逃される人の数も多くなるため、要注意だ。(ディスカヴァー・トゥエンティワン 1500円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状