「[証言]日本のアングラ」西堂行人著

公開日:  更新日:

 唐十郎が新宿の花園神社で紅テント公演をやっていたころ、彼らの演劇活動はアンダーグラウンド演劇(アングラ)と呼ばれた。彼らから見れば「新劇は老劇」で、文学座や民藝はオリジナルをやらず翻訳劇ばかり。そこで唐は既成の役者を使わず、何者かも分からぬ役者の卵が演じることを想定して脚本を書くというバクチを打った。花園神社で公演ができなくなった時、東口がダメなら西口でと、許可が下りないまま西口公園での公演を強行。機動隊が出動する騒ぎになり、新聞に「正月早々アングラ暴れる」という記事が載る。他に別役実など、演劇革命の旗手たちがアングラの過去と現在を語る。(作品社 2600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    偽装離婚で資産隠し 羽賀研二を“金の亡者”に変えた原点

  2. 2

    毎勤不正「組織的関与なし」幕引き図る監察委のデタラメ

  3. 3

    劇的試合続くも外国人記者ソッポ…錦織圭はなぜ“不人気”か

  4. 4

    憲法改正国民投票CMに待った「通販生活」意見広告の趣旨は

  5. 5

    ハゲタカ勢も虎視眈々 日産vsルノーついに始まる株争奪戦

  6. 6

    愛娘の元彼・羽賀を“希代のワル”と見抜いた梅宮辰夫の慧眼

  7. 7

    日テレ料理番組終了で…速水もこみち“レギュラーゼロ”危機

  8. 8

    「給料は我慢したのに」と戦力外通告の選手に言われて…

  9. 9

    雄星「4年60億円」の反動懸念 “温厚”シアトルでも痛い目に

  10. 10

    1歳年下フジテレビ社員の彼が“観劇デート”後の車中で…

もっと見る