「よく眠るための科学が教える10の秘密」リチャード・ワイズマン著、木村博江訳

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 人生の3分の1を占める眠りと夢の関係を明らかにする科学ノンフィクション。

 実は睡眠は、思考や感情、行動に影響を与えているという。20世紀初頭、脳波の記録を可能にしたドイツ人のベルガーから、睡眠学習の効果を明らかにした近年の研究まで。さまざまな研究者たちが行ってきた睡眠にまつわる実験を紹介しながら、睡眠中の勃起の有無でインポテンツの原因が分かることや、人はなぜ夢を見るのか、さらに居眠りの効果や、夜中に目が覚めてしまう分割型睡眠の意外な事実など、睡眠にまつわるさまざまな見識を解説。それらの研究から導き出される質の高い眠りを得るための方法も伝授する。(文藝春秋 1500円+税)

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