「人情の味 本所松竹梅さばき帖」倉阪鬼一郎著

公開日: 更新日:

 松吉、竹吉、梅吉の3兄弟は、本所・回向院の裏手の路地にそれぞれ寿司、天ぷら、蕎麦の見世(店)を構えていた。

 ある夜、松吉と常連客の間で、近くの長屋に住む落語家の捨松の話題が持ち上がる。元同心の隠居が、松竹梅の見世をはしご酒する間に、老いて、気が弱くなった捨松のために独演会をする話がまとまる。見世のどれかを会場にして、客には松竹梅膳を出すことも決まる。相州・大山に住む捨松の生き別れの妻子と再会させるため、居合道場の師範が一肌脱ぐことになった。そんな中、松吉の寿司の師匠である丑次郎の息子・丑蔵が助けを求めて竹吉の見世に飛び込んできた。

 うまい料理と登場人物たちの温かさが癒やしてくれる時代人情小説。(コスミック出版 650円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 2

    巨人はCSファーストSで敗退濃厚…今季DeNAと13勝12敗“ほぼ互角”に潜む落とし穴

  3. 3

    “引退説”の巨人・坂本勇人は来季も現役続行か…「特に二塁打記録更新には強い意欲」の証言

  4. 4

    簗農相「予算カット」恫喝発言が飛び火! 信じられない国交省調査で井林大臣は“火ダルマ”必至

  5. 5

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  1. 6

    久保建英は所属クラブでの評価いまひとつ…人気俳優・福原遥との電撃婚でひと皮むけるのか

  2. 7

    『トゥ・オブ・アス』冷め切った関係で美しくハモる二度と共に歌えない2人の業

  3. 8

    壇蜜フルヌード「手取り33万円」の衝撃…芸能界“安すぎ”ギャラの相場と現在値

  4. 9

    (1)内閣改造をめぐる暗闘、そして保身…玉虫色の決着

  5. 10

    巨人2年連続V逸で再び始まる“見境なしの大補強”…床田、坂倉、吉田正尚に小園海斗まで照準