「ゲンダイ・ニッポンの真相」斎藤貴男著

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 本紙連載の人気コラムの単行本化。

 連載初回(06年4月)は「重慶大爆撃」の被害者や遺族が日本政府に損害賠償を求める訴訟を起こしたことを取り上げる。同爆撃が国際法違反の非道な攻撃だったことを明かし、今回の訴訟をマスコミが黙殺したことを批判する。また、この記事が小林よしのり氏から批判され「公開対決」をした後日譚も紹介。

 さらに、当時の小泉政権による構造改革によって日本が貧困大国となることを予測、安倍政権(第1次)の誕生を危惧し最低最悪の世の中がやってくると警告する。政治家や財界、マスコミの言動を俎上に現代社会の問題点を指摘してきたコラムで、右往左往してきた日本の10年を振り返る。(同時代社 1800円+税)



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