「幸せを拒む病」笠原敏雄著

公開日: 更新日:

「締め切り間近にならないと課題に手がつけられない」や「片づけられない症候群」などの身近なケースから、マリッジブルーやマタニティーブルー、子どもの虐待など、本来は幸せなはずの状態で起きてしまう心の病まで、実はすべて「誰もが生まれながらにしてもっている、幸福を否定しようとする強い意志によって起こった現象」だという。

 本書は、心理療法に長年携わってきた著者が、こうした「無意識の意志」がつかさどる心の仕組みを「幸福否定」と名付け解説したテキスト。

 臨床体験から導き出された「幸福否定」の理論を詳述。その理論を用いて、これまで別の原因とされてきたさまざまな異常行動や心因性症状を説明し、頑強な幸福否定の意志を弱める方法を説く。(フォレスト出版 900円+税)

【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意