「男たちよ!」時代は変わったが…主夫になりたい男の現実

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「『専業主夫』になりたい男たち」白河桃子著

 かつて伊丹十三著「女たちよ!」が名著と呼ばれた時代があった。いまは女が男たちをイジり倒す時代だ。

 言葉だけならもう珍しくなくなった「専業主夫」。しかし実際にいるかというと、大半の読者は首を横に振るだろう。オヤジ世代はむろん30代40代にだって、まず身近には見ない聞かないのが普通ではないか。

「少子化ジャーナリスト」の著者によれば、高収入のキャリアウーマンと主夫志望の男たちとの婚活パーティーを雑誌の依頼で企画したところ「主夫になりたい=外で働かない」男なんて! と総スカンだったという。要は女も主夫は嫌いということだ。だが、著者は「私より仕事ができてリードしてくれるような人」などと望むのはコムスメ時代の幻想だとバッサリ。

 著者によれば「主夫」という言葉は「イクメン」より早くドラマにもなっているし、ママのサポートの意味合いの濃い「イクメン」とメーンで家事全般を担当する「主夫」とは中身もまったく違うとも指摘する。イクメンははやりだが、主夫は男のプライドをきっちり捨てないと無理。

 主夫やその妻の実例やインタビュー、座談会などが豊富に紹介されている。(ポプラ社 780円+税)

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