「憲法と政治」青井未帆著

公開日:  更新日:

 2014年7月1日の集団的自衛権行使を容認する閣議決定、さらに翌年9月の安保関連法成立。違憲と指摘、批判されるこの安保外交政策の転換によって、「日本の立憲主義は大きく傷つき、憲法の『規範としての力』が削がれた」と著者は指摘する。

 そして今、政治が憲法に従うのは当たり前という前提が崩れ、かつてない「改憲機運」がさまざまなルートを通して醸成されつつある。「政治が憲法を乗り越えようとしている」ことに危機感を抱く著者が、政権による改憲へのアプローチ、そして自民党の改憲草案を綿密に検証。

「権力の統制」という課題と国民がどう向き合うべきかを考察した警世の書。(岩波書店 840円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  2. 2

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  3. 3

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  4. 4

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  5. 5

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    ラグビーW杯決勝が22万円に! 横行するネットダフ屋の実態

  8. 8

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  9. 9

    「黄昏流星群」も フジドラマ放送前に打ち上げ続々のワケ

  10. 10

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

もっと見る