「空室が日本を救う!」谷正男監修

公開日: 更新日:

 今、全国に空き家が820万戸もあり、社会問題化。少子高齢化による人口減少や、ワーキングスタイルの変容で、スペースの用途を住居やオフィスに限定する従来通りの発想ではもはや抜本的な解決は見込めない。本書は、空き家・空き室を新しい発想で活用している企業の取り組みを紹介するビジネステキスト。

 元整骨院の頑丈な建物を利用して自治体の規制を満たし、英会話レッスンと学童保育を組み合わせた施設を運営する「リノヴェ」、空き団地をサービス付き高齢者向け住宅に改装する「日本生科学研究所」など、空き家・空き室対策と同時に、医療や介護、保育など日本が抱えるその他の問題をも解決に導く22社の発想に学ぶ。(ダイヤモンド社 1500円+税)


【連載】BOOKレビュー

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か