「ぼくの花森安治」二井康雄著

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「暮しの手帖社」元副編集長が、NHKのドラマ「とと姉ちゃん」で話題の花森安治の思い出をつづったエッセー。

 大阪出身の著者は、1969年に同社に入社。編集長の花森は、取材から撮影、原稿書き、レイアウト、カット描き、そして広告まで、雑誌作りのすべてを手掛けて、そのどれもが一流だったため、部下がうまくできないと激しく怒った。著者も8年間仕えて、一度も褒められたことがないという。入社して3年目、初めて記事を書いたときなど、全編集部員の前で面罵されたそうだ。

 一方で非常な気遣いの人で、結核で入院した著者に音楽のカセットテープを送ってくれたりもしたという。豊富なエピソードを交え、師と仰ぎ、父と慕う花森の仕事と素顔を紹介する。(CCCメディアハウス 1400円+税)

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