「聖なる怠け者の冒険」森見登美彦著

公開日:  更新日:

 土曜の朝、企業の研究員・小和田君が目覚めると、小学校の校庭で椅子に縛られ、目の前にはタヌキのお面をつけた怪人「ぽんぽこ仮面」がいた。1年前、京都の町に現れた怪人は、神出鬼没で、困った人に手を差し伸べる親切な正義の味方だった。ひょんなことから怪人と知り合った小和田君は、怪人から後継者になるよう要請されたが、元来の怠け者ゆえ、かたくなに拒み続けていたのだ。それでもあきらめない怪人が強硬手段に出たようだ。2人が押し問答していると、若い女性が突然、怪人に抱きついてきた。彼女はある人物から怪人の正体を探るよう依頼された探偵事務所の助手・玉川さんだった。

 祇園祭の宵山で賑わう京都を舞台に小和田の長い一日を描いた長編小説。(朝日新聞出版 640円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    また仰天答弁…桜田五輪相は地元も見放した“柏の出川哲朗”

  2. 2

    誤球の松山に「お粗末の極み」と厳し声 手抜きの指摘も

  3. 3

    特番「細かすぎて伝わらない」木梨憲武&関根勤不在のワケ

  4. 4

    片山大臣が一転弱気 カレンダー疑惑“証人続々”に戦々恐々

  5. 5

    北方領土2島先行返還を阻む日米安保「基地権密約」の壁

  6. 6

    玉城知事の訴え効果あり 辺野古阻止は軟弱地盤が足がかり

  7. 7

    M&Aはコミットせず…赤字転落「RIZAP」子会社切り売り必至

  8. 8

    移民利権で私服を肥やす 天下り法人「JITCO」の“商売方法”

  9. 9

    原巨人ため息…“陰のMVP”天敵フランスアは広島であと5年

  10. 10

    オークラを提訴 久兵衛に危惧されるホテル業界の総スカン

もっと見る