「越後・八海山殺人事件」梓林太郎著

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 早朝、安曇野市の国道で男性の遺体が見つかる。ひき逃げかと思われたが、遺体には刺し傷があり殺人事件と判明、安曇野署の刑事・道原らが捜査に乗り出す。被害者は建設会社で臨時社員として働く足立と分かる。足立は父の壮介と2人暮らしだった。隣人から足立が以前結婚していたと聞いた道原らは、元妻の千秋に会いに行く。千秋は結婚後、勝手口に猫の死骸などが置かれる嫌がらせが続き、怖くなって4年で離婚したという。足立に聞いても嫌がらせを受ける理由は教えてもらえなかったらしい。新潟出身の壮介一家が、なぜ40年前に安曇野に移住してきたのか、その理由を探るため道原らは新潟に向かう。

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