「『米中経済戦争』の内実を読み解く」津上俊哉著

公開日: 更新日:

 現代中国研究の第一人者が、トランプ政権誕生後の米国と中国の政治・外交・経済の関係を論じたリポート。

 トランプ大統領の誕生で明らかになった社会の亀裂は、米国という国、政体が、市場経済に立脚した開放的な経済政策や多様性を重んじるリベラルな価値観を、これ以上支え切れなくなっている現実を示しているのではないかと指摘する。

 一方、経済力にものをいわせて、米国が抜けた後の世界のリーダー席を狙う中国だが、その肝心の経済は短期の崩壊は考えられないが、長期の見通しは悲観的だと論じる。その前提を踏まえ、それぞれの政権内の権力抗争や、相手国に対する政策、そして北朝鮮問題の今後の展開まで、両国関係の今後を読み解く。

 (PHP研究所 860円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    サンド伊達レギュラー14本…40~50代の芸人に仕事集中、「リスク分散」しなかった各局のダメージ度

  2. 2

    「24時間マラソン」満身創痍の星野真里が完走も…募金額46%減&ゴール直前の乱入騒動に非難の嵐

  3. 3

    24時間マラソン完走後にSNSで“陰謀論”が拡散 星野真里に上がった「車移動説」のお粗末

  4. 4

    巨人が“ゾンビたばこ騒動”の広島から狙う「投打のFA2選手」 6年ぶりダブル獲りに現実味

  5. 5

    巨人・阿部前監督「9月復帰」情報の真偽…読売グループ内には同情論も、懸案は…?

  1. 6

    「24時間テレビ」出演者ギャラ、視聴率目当ての偽善、CM荒稼ぎ…毎年非難ゴウゴウの“内実”に迫る

  2. 7

    山本美月は九州の女子校で偏差値トップ「筑紫女学園」から明大農学部へ 祖父も生物教師の“リケジョ”

  3. 8

    北島三郎(4)「毎日が目標です。後ろへは戻れない」 地元・八王子のイベントで生涯現役宣言

  4. 9

    沖縄自民に“下地ショック”の余波…注目の県知事選で古謝陣営が「進次郎の奇跡」待望も不発は必至

  5. 10

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ