著者のコラム一覧
本城雅人作家

1965年、神奈川県生まれ。明治学院大学卒。スポーツ新聞の記者を経て09年「ノーバディノウズ」(第1回サムライジャパン野球文学賞)でデビュー。17年「ミッドナイト・ジャーナル」で第38回吉川英治文学新人賞を受賞。著書に「紙の城」「監督の問題」など多数。

連載<17> 安孫子とは一度デートしただけ

公開日: 更新日:

 俺があんな酷いことを言ったから、落ち込んでしまったのか。いつも元気いっぱいに選手たちを励ましてくれた。記者になってからも辛い仕事も文句一つ言わずに走り回っていた。なによりも四年間、翔馬のことを想い続けてくれた……点滴の管から由貴子の腕へと薬剤が流れていくのを見つめていると、自分… 

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【連載】連載小説「奪還」 本城雅人

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