「西郷の首」伊東潤著

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 加賀藩の足軽の家に生まれた島田一郎と千田文次郎は親友だった。幕末、加賀藩が開国派、攘夷派の対立で揺れるなか、文次郎は陸軍軍人となる。

 西南戦争で薩摩軍と戦った文次郎は、城山で西郷隆盛と思われる大柄な遺骸を見つけるが、その遺骸には首がない。

 西郷を尊崇する者が土中に首を埋めるはずがないと考えた文次郎は、石垣の中の首を発見し、「武士の時代」が終わったと気づく。

 一方、一郎は西郷の死を知って武装蜂起を断念し、大久保利通の暗殺を企てる。文次郎は軍人を辞めてそれを阻止しようとするが……。

 激動の時代に生きた2人の武士の友情を描く時代小説。

(KADOKAWA 1800円+税)

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