「夜ふかしするほど面白い『月の話』」寺薗淳也著

公開日: 更新日:

 夜空に浮かぶ月は、人類が到達した唯一の天体。そんな身近でありながら、実は謎に満ちた月について解説したハンドブック。

 満月の時、球体だから普通ならば周辺部が暗く見えるはずが、丸い照明のように全体が輝くのはなぜか。それは月の表面を覆う微細な砂(レゴリス)によって太陽の光が反射され、本来届かない光も地球に多めにやってくるからだそうだ。

 地球から月の同じ側しか見えないのは、「月が自転していないから」という通説は間違いで、「月の自転と公転の周期が同じだから」と、図解で分かりやすく解説。その他、アポロ計画で運ばれた計器によって分かった、月で起きている地震や、毎年3センチずつ広がる地球との距離など。Q&A方式で月の不思議を紹介する。(PHP研究所 680円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは