「葬送の仕事師たち」井上理津子著

公開日: 更新日:

 葬送の現場で死を見つめてきたプロフェッショナルたちの仕事ぶりを取材したルポルタージュ。

 この仕事に就いてから自分の死に恐怖を感じるようになり、宗教書を読み漁ったという高橋さんをはじめ、赤ちゃんを亡くして茫然自失の喪主に代わって挨拶に立ち、とっさに浮かんだ詩を朗読したという堀井さんや、かつて大病院に入り込んで金持ちの葬式ではむしれるだけむしり取ったと明かす中原さんら。そして、葬儀社の社員をはじめ、実はよく焼けるように焼却中に人力で遺体を動かしているという火葬場の職員から、薬液を使って遺体に防腐処理を施し、神業のように復元するエンバーマーや納棺師、そして葬儀のプロを目指す専門学校生まで。知られざる現場の舞台裏とそこで働く人々の生きざまに迫る。

(新潮社 550円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    深酒にガールズバー…志村けんコロナ感染で濃厚接触者多数

  2. 2

    休校期間中のスペイン旅行で娘が感染 呆れた親のモラル

  3. 3

    彼女にはカードを…志村けん「酒と女と笑い」に捧げた70年

  4. 4

    コロナ禍でもビーチで遊んでいた若者が…過ちに気づき懺悔

  5. 5

    安倍総理よ、この時期「不要不急な演説」は自粛を願いたい

  6. 6

    志村けん感染ルートは特定困難…キムタク「BG」も厳戒態勢

  7. 7

    コロナ急増「アメリカ死者20万人」伝説の専門家が衝撃発言

  8. 8

    「感染列島」が予見したコウモリの毒性と人工呼吸器不足

  9. 9

    ドケチ安倍政権 13万病床削減を撤回せず医療崩壊の危険性

  10. 10

    中小企業を襲う“コロナ倒産ドミノ” 5月GWがタイムリミット

もっと見る