4週間で猫背を解消し仕事のパフォーマンスを上げる

公開日: 更新日:

「超「姿勢」力」ZERO GYM著、重森健太監修

 仕事で最高のパフォーマンスを発揮すべく、4週間で猫背を矯正する方法を伝授する本書。“たかが姿勢”でと思うかもしれないが、姿勢が悪いだけで人間の体にはさまざまな負担がかかり、集中力や判断力、思考力などが著しく低下するという。そこで、ビジネスパーソンのための疲労回復専用ジム「ZERO GYM」のプログラムから、自宅でも簡単に取り組めるトレーニングを選りすぐりで紹介していく。

 背中を丸めて前かがみになる猫背の姿勢では、胸が圧迫されて呼吸が浅くなり、血流も滞って体内の酸素供給量が低下する。当然、脳機能は低下し、疲労物質の蓄積も進み、「眠っても疲れが取れない」「いまひとつやる気が起きない」などメンタル面にも悪影響を及ぼす。

 猫背の方が体が楽という人もいるだろう。しかし、それはすでに筋肉や骨が歪んでいることの証し。正しい姿勢を手に入れるには、腹筋や背筋を鍛えるよりも、体の「ほぐし」と「ポジションリセット」が有効だ。

 本書では、毎日変わる4週間分のトレーニング法を写真付きで解説している。まず第1週は、体をほぐすことに集中したい。あぐらを組んで手を背中側で組み、胸を張りながら肩甲骨を寄せるように意識する。この姿勢から首を右に傾け10秒キープ。反対も同様に行おう。他にも、「猫のびストレッチ」や「肩ゆらしストレッチ」などを行えば、全身がほぐされて可動域が広がるはずだ。

 4週間後を楽しみに、まずは始めてみては。 (クロスメディア・パブリッシング 1380円+税)

【連載】長生きする読書術

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動