「ウドウロク」有働由美子著

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 今春、NHKを退職して世間を驚かせた人気アナウンサーのエッセー集。

 タイトルは「クロウドウ」を逆から読んだもの。担当していた朝の情報番組で、思ったままに「毒を吐く」著者をスタッフがこう呼んだという。その番組で話題になった「わき汗」論争とその後の余話、独身のまま40歳を過ぎて感じる夕方のスーパーマーケットの居心地の悪さ、死ぬまで母を頼り甘えていた自分への後悔、憧れだったはずの海外勤務での円形脱毛症になるほどの悪夢の日々と心のよりどころとなった友人たち、アナウンサー人生の原点ともいうべき少女との出会いと彼女の言葉、そして人生で一番悩んだという退職の決断まで。

 番組以上の赤裸々さで中年独身女性の仕事に生きた日々と私生活、そして本音を語る。 (新潮社 520円+税)

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