「筋肉は本当にすごい すべての動物に共通する驚きのメカニズム」杉晴夫著

公開日: 更新日:

 筋肉は力こぶのような骨格筋のイメージが強いが、筋肉には他にもさまざまな種類がある。呼吸で酸素を取り込むための横隔膜を動かす呼吸筋、血液を全身に送る心筋、血流を維持する血管筋、摂取した栄養物を吸収する内臓筋などだ。人生100年時代と言われるいま、健康寿命を伸ばすためにはこうした筋肉を長持ちさせることが欠かせない。それには筋肉を知ることが必要で、この本はその一助になる。骨格筋の発熱量は生命維持に必要な発熱量の60%に及ぶことや、体温が上がりすぎたときの放熱に血管筋が大きな役割を果たしていることなどを解説してくれる。また人間の筋肉の構造や性能だけでなく、昆虫や鳥類、水棲動物の筋肉について書かれていて読んで面白い。著者は筋肉収縮の研究者で帝京大学医学部名誉教授。

(講談社、1100円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    戸郷が離脱、則本メッタ打ちで巨人が緊急補強へ…候補に挙がる「オリックス投手」の名前

  2. 2

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  3. 3

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 4

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  5. 5

    ベネズエラの剛腕マチャドが今オフ、オリックスとの契約満了で日米争奪戦に発展か

  1. 6

    小池栄子が一番の被害者? 佐藤二朗“ハラスメント騒動”に足引っ張られた「さよならノワール」の評価は上々

  2. 7

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  3. 8

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  4. 9

    白井球審への“侮辱行為”で退場した一部始終「何やおまえ、いい加減にしろよ!おまえも未熟なんだから…」

  5. 10

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も