「承久の乱 日本史のターニングポイント」本郷和人著

公開日: 更新日:

 承久3(1221)年、後鳥羽上皇は鎌倉幕府の実権を握っていた北条義時追討の兵を挙げるが、上皇側の期待に反し東国武士は北条政子の呼びかけに応じ、戦いは幕府の圧倒的な勝利に終わる。 著者は、この承久の乱こそが日本史最大の転回点のひとつだという。ヤマト王朝以来、朝廷を中心に展開してきた日本の政治は、この乱以後、明治維新に至るまで約650年間も武士がつかさどることになったからだ。しかし、関ケ原などと比べ知名度が低く、その内実は広く知られていない。

 戦いはわずか1カ月だったが、そこに至るまでに幕府と朝廷の双方で激しく権力闘争が繰り広げられ、経済と政治のパワーゲームが行われていたという。その歴史のドラマをたどる日本史テキスト。

(文藝春秋 820円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒