「社交不安障害」岡田尊司著

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 社交(社会)不安障害とは、人前で話すのが苦手とか、自然な人づきあいができないなど、人と関わる場面において不安や緊張が強いために社会生活に支障が出る状態。アメリカでは有病率が7~12%といわれ、日本はさらに多くの人が悩んでいると思われる。自己主張よりも遠慮や謙遜が重視された時代は美徳でさえあったが、今は欠点と見なされ、障害として扱われるようになってしまった。

 多くの人が生まれつきの性格と勘違いしているが、それは後から身につけてしまった悪い習慣や癖にすぎず、今から変えていくことができるという。

 本書では、そんな社交不安障害の要因や発症に至る経過などの概要を解説するとともに、乗り越えるための改善プログラムを紹介する。

 (幻冬舎 780円+税)

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