「東京ミステリ~」戸矢学著

公開日: 更新日:

 徳川家康は風水・陰陽道に通暁していて、安土城や大坂城を陥落させ、町の基本構造も破壊した。

 これは「風水断ち」という手法で、織田家も豊臣家もその後、衰退した。江戸は日本一の風水好適地だが、徳川はそれをさらに補強した。

 江戸城を取り囲む掘割は「内堀」「外堀」と呼ばれていて、あたかも同心円であるかのように思えるが、地図を見ると螺旋状になっている。

 これは家康に仕えた南光坊天海の構想によるものと考えられる。富士山からの気の流れを江戸城へ集約収斂するための呪術的手法なのだ。

 他に、上野赤羽断層に立ち並ぶ神社が示す「東京沈没」の目安など、風水で東京の秘密を解き明かす一冊。

(太陽出版 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網