「クローバーナイト」辻村深月著

公開日: 更新日:

 公認会計士の裕の妻・志保は、長女・莉枝未の出産を機にオーガニックコットン専門のブランドを立ち上げ独立。以来4年、裕も長女とその後に生まれた長男の子育てを分担してきた。

 ある日、志保は家事代行サービスに依頼して家がキレイなうちにと、保育園の友達家族を招いてホームパーティーを催す。幼稚園から転園してきた美來ちゃんとママも参加する。皆が帰った夜、裕は志保から美來ママに不倫の噂があると教えられる。別のママ友が彼女から「その日なら、昼間誰もいないから大丈夫。待ってるね」と書かれた間違いメールを受け取ったというのだ。お迎えで美來パパとも顔なじみの裕は信じられない。(「イケダン、見つけた?」)

 イマドキの共働き夫婦を主人公にミステリー仕立てで描く連作家族小説。

(光文社 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲