「日本が食われる」松岡久蔵著

公開日: 更新日:

 輸出禁止の和牛の精液が不正に持ち出され、中国入国時に見つかった。日本の検査はすり抜けていたことから検査体制の甘さが浮き彫りに。和牛の遺伝子を知的財産として保護する法律はなく、関係法令の適用で海外流出を防ぐしかない。

 実は1990年代にアメリカ経由で和牛がオーストラリアに海外流出したことがあった。当時はアメリカに和牛の成体を輸出できたためだ。オーストラリアでは既に現地産の「WAGYU」ブランドが確立されている。このWAGYUは現在のサシのうまさを追求した和牛とはレベルが違うが、今回の中国への流出未遂事件で密輸が成功していたら、その損失ははかりしれない。

 他にマグロなど日本の「食」の海外流出をリポート。

(彩図社 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱照ノ富士が“弟子暴行”で角界に大激震! 転籍組との微妙な関係、燻っていた「無理やり改名」の火種

  2. 2

    競泳アイドル池江璃花子の初ロマンスに見えてくる「2つの夢」…りくりゅうに続くメダルともうひとつ

  3. 3

    侍Jで待遇格差が浮き彫りに…大谷翔平はもちろん「メジャー組」と「国内組」で大きな隔たり

  4. 4

    弟子を殴った元横綱照ノ富士 どれだけ潔くても厳罰必至か…「酒瓶で…」「女性を庇った」飛び交う情報

  5. 5

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  1. 6

    Snow Man宮舘涼太の交際発覚にファンが怒るワケ 「よりによって相手は女子アナ…」

  2. 7

    元横綱・照ノ富士の暴力事件で伊勢ケ浜部屋は評判ガタ落ち…絶頂期が一転「指導者も親も嫌がる」

  3. 8

    イラン攻撃に沈黙する高市外交の“二枚舌” 米国とイスラエルの暴挙に「法的評価は控える」の笑止

  4. 9

    イラン攻撃が招く原油爆騰インフレの恐怖「サナエノミクス」で庶民への打撃拡大…それでも「利上げ」に反対なのか

  5. 10

    熱意と覚悟が欠如…国内男子ツアーの衰退を加速させる日本ゴルフツアー機構の“残念さ”